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柿の木便り

桃の香りに包まれながら、国見の夏に見つけた小さな幸せの種

 

こんにちは。

『明日 わたしは柿の木にのぼる 』の真鍋麻美です。

 

私は普段名古屋に拠点を置き、主に催事やイベントで店頭に立って接客していたり、お話し会などではデリケートゾーンケアについてお伝えするなど、明日柿のお客様と一番近くでお話をしているお仕事をしております。

 

 

7月下旬、全国的に暑い暑い猛暑日が続いていた頃、私は福島県国見町に行ってまいりました!

「明日 わたしは柿の木にのぼる」の主原料でもある“柿”を育ててくださっている農家さんたちが住んでいるところ、そして私たちの会社の事務所があるのがこの福島県国見町です。

 

今回は、そんな国見町を訪れた私の国見町日記をお送りいたします。

ふ〜っとお茶を飲みながら、国見をゆるりと覗いていただけたら嬉しいです。

 

 

国見の空が広かった

まずお伝えさせてください。

夏の国見町は、とにかく空が近い!広い!空気が美味しい!

約2週間ほど滞在していましたが、毎日毎日、空を見上げて深呼吸をして、

手を空に伸ばして、太陽からエネルギーを感じる。もうそれだけで、幸せで。

暑いなんてことはどうでもいいくらい、この土地に流れている空気が心地よくて、心が豊かになるのを感じる、ありがとうー!と叫びたくなった、そんな滞在でした。

(全然帰りたくありませんでした)

 

国見町を訪れるのはこれが3回目。

いつもはあんぽ柿が出来上がる冬のシーズンに来ていたので、夏に訪れるのは実は初めてです。(とっても楽しみにしていました!)

 

夏の国見はというと…とにかく桃!桃!もも!!

町の中は桃一色🍑です。

 

駅に着いてすぐ見える光景も🍑

 

 

 

さて今回、私が国見町を訪れたのは“柿”ではなく、“桃”のためです!

 

私たちの会社「陽と人」では、化粧品の他に農業に関する取り組みもしているのですが、その中で、正規品になれなかった桃を「訳あり品」として買い取り、オンラインや東京の八百屋さんなどで販売しております。

訳あり品とは?

農家さんたちが手間暇をかけて育てても、自然が相手なので、形が不揃いだったり、小さな傷ができたりと、「規格外」になるものもあります。しかし、皮をむけば問題なく食べられ、味も香りも正規品と変わりません。そんな「ちょっと不揃い」な桃たちを、特別価格でご用意しています。

 

7〜8月にかけて、桃のピークを迎えるそんな時期に、桃の出荷作業のため、約2週間やってきたというわけです。

 



桃の毛をまとう日々

前置きが長くなりましたが、早速桃の出荷作業の日々が始まりました。

まずは初めてなので、キャップの付け方や箱に入れていく向きなどを教わりながらスタートしました。

(キャップ:配送時に桃たちがかぶっているこのピンクのカバーのことです)

 

初めは繊細な桃を、なるべくこのままの状態で皆さまの元に届けねば!と、気がついたらガッチガチに肩に力が入りながら作業していましたが、少しずつスピードも増して、心の中で、いかに早く丁寧にできるかゲーム感覚で楽しむ余裕さえ出てきました。

 

私が滞在中、ついにこの夏一番のピークかと思える繁忙を迎え、桃の集荷数と出荷数が把握するのが大変なくらいの状況でしたが、何事も楽しんだもん勝ちの私は(笑)、作業場が梱包した桃の箱に埋もれていく状況にワクワクしながらやりこなし、毎日桃の毛をまといながら過ごしました。

 

 

今までは、この桃を送っていただいて食べる楽しみを感じていた私ですが、農家さんが自然と寄り添いながら収穫してくださって、そして毎日こんなに沢山の人が関わって、各地に届くんだなぁと実際に見て感動しました。

 

 



農家さんから聞く今年の桃状況

農家さんとお話しする機会もあったのですが、今年の夏はやはり酷暑で、桃の発育が遅れていたり、味は美味しいけど見た目が色付いてないから正規品として出荷できないかも。というような、実際に滞在することで聞こえてきたリアルな声もありました。

でも実は、昨年は発育がかなり早まってしまったけど、本来ならば今年くらいの時期だぞーと教えてくださる農家さんも。

長い間、雨も降っていなかったのでそれも打撃となっていたようでしたが、ちょうど滞在1週間くらいの頃に雨が一気に降りました。

恵みの雨!!と思っていたのですが、急にすごい量が降る予報となった為、反対に一気に発育が進んでしまうかも!その前に収穫した方がいいかもしれない。と、こうやって自然を相手にしていると、人間の思い通りにはいくことは少なく、一筋縄ではいかないですが、それでもお天道様と相談しながら、誠実に向き合っているから、こんなにも美味しい桃ができるんだなぁと改めて感じました。

農家さんたちの愛情を持って、桃も柿も育っているんだと、そんな素敵な農家さんたちがわたし達と共に歩んでくださっていること、感謝すると共に誇りに思いました。

 

農家さんに会うと、「味愛ちゃんは何してる?元気か?」と、代表のこと気にかける言葉を必ず口にされていて、本当に家族のように付き合ってくださっているんだと心が温かくなります。

 




大学生とのうれしい約束

そしてこの桃作業でもうひとつ、嬉しい思い出が。桃の時期は大学生の皆さんがアルバイトで来てくださるのですが、これがもう本当に素敵な時間となりました。

 

普段いろいろな方とお話しをする機会が多い方だとは思うのですが、大学生の方とお話しする機会はなかなかないので、作業をしながら、「なんでその学部を選んだの?」「どうして〇〇になりたいの?」と色々とインタビュアーのように聞かせてもらったりしました。

かと思えば、今の若者たちがどんなことに興味があるんだろうと、わいわいお話しているのを勝手な姉(母?)気分で微笑ましく聞いていたり。

お別れする頃には、「えーもう今日で会えるの最後ですか?また来年も来てくださいね!」と。そんな風に言ってもらえるなんてと、キュンとしてみたり。

 

皆さんサークルや就活、レポートに追われながらも、桃のアルバイトに来てくださったことで、出会えたこの数日のことは、私の中ですごくキラキラした時間として残っています。



心が喜ぶ国見町

そんな自然と素敵な人に囲まれて過ごした結果、この約2週間、大変だったという感覚はまったくなく、私にとってはどの瞬間も楽しくて新鮮で心が満たされて、幸せに溢れる日々でした。

国見滞在5日目、ひとりでお仕事帰りに外食をしたのですが、とっても美味しいご飯を食べながら、幸せを感じて1人で泣きそうになったほどです(笑)

 

 

この国見滞在の間、私の心がとっても喜んでいたことは間違いありません。

 

空や木々を見て、鳥の声や風の音、ガタンゴトンと電車の音を聞いて、

果物や植物のにおいを感じ、そこで育ったものを美味しくいただき、

そしてそんな自然に手でも触れられる。

 

 

日々忙しかったり考えることがいっぱいだったりすると、どうしてもスマホの画面との付き合いが長くなりがちな現代ですが、周りには自分の心を豊かにしてくれる幸せの種がたくさん溢れているんだということを、気付かせてもらいました。

 

どちらがいい悪いではなく、頑張るときは頑張る、

でも「ちょっと疲れたな。」「一息つきたいな。」と感じた時には、

人の目や声ではなく、自分の心に素直に従う。

 

そんな自分でいられるように、日頃から自分の心と身体ともっと仲良しになろうと改めて感じました。

女性特有の波に乗りながら、頑張りたい時には頑張るためにも。

 

 

まだまだ書きたいことは沢山ありますが、番外編は「明日 わたしは柿の木にのぼる」のメルマガで書き綴れたらと思います。

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3回目の国見町は、今までより長く滞在したことで、新しい気付きをくれて、こんなにも自分の心をワクワク輝かせてくれると知りました。

自分の心が心地よいことを、色々な出会いの中でこれからも見つけていきたいと思います。

 

 

皆さまも、頭の中のおしゃべりが多いと感じたら、

是非周りに溢れる幸せの種を探してみてください。

 

 

雨上がりの早朝、一瞬現れた虹

 

 

 

株式会社陽と人 コミュニティマネジャー
真鍋麻美

サロンでのセラピスト、世界中のナチュラル&オーガニックアイテムを展開するセレクトショップで店長・エリアトレーナーを経て、現在は「明日 わたしは柿の木にのぼる」でデリケートゾーンケアの普及・啓発を行っている。ブランドでは、定期的にセミナーや座談会を開催し、デリケートゾーンケアに限らず、セラピストの経験や、食やコスメなどの様々な知識を活かして、女性の心身に起こりうる不調を一人ひとりに寄り添い、幅広い視点からライフスタイルに合わせたセルフケア方法をお伝えしている。


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